Atom Cam2 で撮る2022年ふたご座流星群 (12/14)

2022年12月14日の晩に撮れたふたご座流星群 (散在も混じっている). 23:55~26:17 頃に検出された流星を比較明合成 (計39個). 画像はステライメージでカラーバランスを調整. 撮影はカラーモードにて.

 極大日の夜にも Atom Cam2 を赤道儀 (EM-1) に載せて撮りました!前の blog 記事で極軸を追い込むとか言いながら、仕事帰りでヘトヘトで、しかも風と寒さでちょっと心が折れたので、また適当にポン置きしてしまいましたorz それでも気持ち前日よりかは追尾エラーが少ない気がします (?!)。 撮影の開始時刻が遅いのは、職場の流星観察会 + 某お天気会社の流星ライブ中継に協力していた関係です。快晴だったので、観察会は大成功、ライブ中継も多くの方が視聴してくださっていました。感謝感謝。

 撮影開始が遅くなったとはいえ、流星については、わずか2時間くらいで、約30~40個も検出されています。撮影は朝まで続けたのですが、残念ながら27時過ぎくらいから雲が多くなってしまいました。撮影高度が低くなるにつれて、お隣の家が写ってくるので、画のゴチャつき回避として、上記写真の比較明合成には使いませんでした。比較明合成時はリゲルとポルックスを基準点にしました。あと検出された流星たちの動画も作成しています。こちらは約50個の流星たちを繋ぎ合わせています。

 今年のふたご座流星群は二日間、Atom Cam2 で放射点を入れて、適当に設置した赤道儀で撮影を行いました。画質は当然一眼レフや高感度ミラーレスには敵いませんが、撮影の手軽さ、本体価格の安さのおかげで、流星の動画撮影ユーザーを爆発的に増やしたのではないでしょうか。

 なお、これらの画像や動画がサクっと効率良く作れるのも、東京の長谷川均さんが開発された meteor-detect (Python) のおかげでございます☆ 仕事で使えそうな教育・普及向けの資料をオリジナルデータで作ることもできるので、引き続き 2023年のペルセ群も楽しみです。

 ところで、Atom Cam2 はもう一台運用しています。南向きの 12/13, 12/14 の固定撮影については、まだサルベージができていないので、完了次第また記事を書くかもしれません。

カテゴリー: AtomCam2, 天文教育・普及, 流星, 観測機材 タグ: , , パーマリンク

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