測光ソフト AIP4Win V2 で連続測光データを処理するとテキスト形式 (.txt) で結果が保存されます。この結果を R で光度曲線化し、下記のような画像 (.png) として保存します。横軸は UT (世界時)、縦軸は relative magnitude (= ⊿mag) となっています。プロットされるのはテキスト内の V-C1 と C2-C1 です。グラフでは C2-C1 を K-C と表記しています (K はチェック星、Cは比較星を意味してます)。なお下記の画像では見えにくいですが、 実は V-C はエラーバーも一緒にプロットされています。
下記のリンクを右クリックし「名前をつけてリンク先を保存」などを押してお使いのコンピュターにダウンロードすることができます。
プログラム本体: AIP_lightcurve.R
Version 1.0 (2016/02/07)
サンプルテキスト: AIP_sample.txt
YY Eri の連続測光データ (2014/10/23),
Ic band 使用, 観測者は Iak です。
上記のサンプルファイルをもとに簡単な使い方を解説します。プログラム本体 (.R) とサンプルテキスト (.txt) を同じ作業ディレクトリに置いて下さい。そして R 内でプログラム本体 (.R) を開いてみましょう。プログラムを実行する前に適宜変更する箇所があります:
t <- "YY Eri (2014/10/23, by Iak, Ic-band)" # グラフのタイトル txt_name <- "YY_Eri_20141023.txt" # 入力名 png_name <- "YY_Eri_20141023.png" # 出力名 ofs <- -2.0 # K-Cのオフセット量 kc <- "K-C -2.0" # K-Cのラベル
変更箇所はプログラムのはじめ5行の部分です。上記のようにグラフのタイトル、入力ファイル名 (.txt)、出力ファイル名 (.png)、K-C のオフセット量 (オフセットしない場合は 0 を入力)、 K-C のラベル表記を、適宜で変更して下さい。
サンプルファイルを使う場合は2行目の入力名を AIP_lightcurve_sample.txt に変更します。ここでは3行目の出力名も AIP_sample.png に変更すると良いでしょう。その他の部分については、サンプルを使う場合はそのままで OK です。
さて、プログラムの内容を変更したら、プログラムを上書き保存します (新しいファイル名でも OK です)。プログラムの実行方法は色々やり方がありますが、例えば下記のように R のコンソールに打ち込むだけでプログラムが実行されます。
> source("AIP_lightcurve.R")
エラーがでなければ、一瞬で処理が終わるはずです。光度曲線の画像ファイル (.png) は同じ作業ディレクトリに保存されていると思います。