meteor-detect を GUI で制御するアプリ (β版)

 ATOM Cam2 を使った流星観測 (自動検出) で、meteor-detect をお使いになっている方、多いかと思います。この素晴らしい Python プログラムは東京の長谷川均氏が開発され、GitHubで誰でも使えるように無料で提供されています。

 今回、GUI を使って meteor-detect をバックグラウンド制御するアプリを (Claude で) 開発してみました(上図)。コードは Python がベースです。meteor-detect 本体の改変などは一切行いませんが、念のため長谷川氏の許諾を得て本アプリを公開しております。
追記 -> 動作は Windows10, 11 で確認。Claude 曰く、Max, Linux でも動くらしいです。誰か試して?(ry

 まだβ版ということで、恐らく様々な問題を抱えているとは思うのですが、meteor-detect の基本機能である流星のリアルタイム監視と、撮影済みデータ群に対するサルベージ機能はGUIから使えることを確認しましたので、以下にプログラムを公開しています (下記アプリ名は仮称):

【注意】
 本GUIアプリの利用について生じた損害やトラブルについては、筆者はいかなる場合であっても責任は負いません。あくまで自己責任でお使いください。

 さて、ここでの公開は meteor-detect がご自身の PC で使える状態になっていることを前提とします(詳細な導入方法は宮城の遊佐徹氏による no+e 等を参照すると良いでしょう)。そのうえで、この GUI 制御アプリを動かすために必要なパッケージのインストール等についてご紹介しておきます:

python -m pip install --upgrade pip
python -m pip install opencv-python
python -m pip install imutils
python -m pip install ffmpeg
python -m pip install pafy
python -m pip install pillow
python -m pip install yt-dlp

 とりあえず、上記のとおり、必要なものをコマンドプロンプトなどでインストールしてください。一通り完了したら、ダウンロードした zip ファイルを解凍して meteor_gui_v0-x.py というファイルを起動してください。

 うまくいけば、冒頭に示したようなウィンドウが現れると思います。うまく起動できた方は次に、ご自身のPC環境に合わせて初期設定をしてみましょう。

上図のように、「セットアップ」というタブを押し、meteor-detect の核となる、atomcam.py というファイルがある場所を指定します。「設定を保存」というボタンも押しましょう。

 続いて、ここからはリアルタイム検出の設定です。ATOM Cam2 の標準アプリから「設定」メニューを開き、「その他」から「PCで再生」という画面を開きましょう。そこに、rtsp という文字ではじまる URL が表示されているので、これを GUI アプリの「実行」タブ内にある RTSP URL に打ち込みましょう。加えて、リアルタイム検出したデータをどこに保存するのか、「出力フォルダ」も指定してください。

 その後、GUIアプリの「開始」ボタンを押せば、ライブプレビューも表示されると思います。「終了時刻」までmeteor-detect が動いてくれるはずです。

 もし観測データのフォルダ群がご自身の PC 内にある(吸出し済み)で、それらを一度にスキャンしたい場合は、「バッチ処理」タブをご利用ください。サルベージしたいフォルダ群の場所、日時指定、出力フォルダの場所を指定すれば、meteor-detect の機能を使って自動で流星サルベージが行われます(ただしサルベージ速度はPC環境やデータ量に左右されますので、一晩分のデータでもある程度気長に待ちましょう)。

 以上、超簡単な説明ですみませんが、少しでも ATOM Cam2 や meteor-detect を使った流星観測が普及すればと思い、本記事を書いた次第です。なお、GUIアプリについては、作者の気がむいたり、時間があるときに、もしかしたら(予告も無く)更新される場合があります。

カテゴリー: AtomCam2, 天文教育・普及, 流星 パーマリンク

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