Atom Cam2 にはナイトビジョンモードという設定があます。ようはカラーからモノクロ撮影に切り替え、相対的に感度を上げているようです。であれば、流星を狙うのだし、モノクロで撮ったほうが吉とも思えます。しかし私の場合、一番の目的は「火球」の記録。仕事の関係で時々、近隣で火球の目撃情報が話題になると、地元メディアから問い合わせがあるのだ。このとき、オリジナルの資料があればなぁと思うことが何回かあったので、「火球」専用と割り切れば、メディアにウケるカラーでも良いかと思っています。そのため、ナイトビジョンについてはオフで運用しています。その他、私の場合の撮影設定をスクショでご紹介:
ふたご群について、meteor-detect でサルベージされたデータを使って、1時間おきに比較明合成してみたのを以下に UP (散在も混じっているので注意)。1時間おきだと、放射点の移動(日周運動)が比較的少ないので、流星群感が出ます。あと、しぶんぎ群については、検出数が多くないので、ピーク夜の画像をひとまとめに合成しました:
ふたご座流星群 (2021年12月13日と14日の晩)
しぶんぎ座流星群 (2022年1月3日の晩)
ちなみに、サルベージされた動画データについては、そのうちまとめて、YouTube に UP したいと思っています。UP したら、この記事に追記します。
ちなみに、数年前からチマチマと(教育・普及向けの資料撮影用)としてマイ機材を増やしていたのですが、昨年、ひょんなことからミードの25cm (F6.3 / ワイドフィールド版) を知り合いの方から譲り受けることになりました。フォーク架台(LX-200)は通電もせずお亡くなりになっていたので、架台から鏡筒だけ外して使用しています。鏡筒については、手持ちのスカイウォッチャー EQ6R pro (アリミゾ)に載せたかったので、アリガタレールがくっつくように、厚み1cm程度のアルミ板を職場の工作機械で加工して、ゲタを3つ作り、なんとか鏡筒にひっつけております。
↑こちらがマイ機材(の一部)です。ピラーもスカイウォッチャー製(ケンコーがOEMで出しているやつと多分同じ)で、車輪がついているのが good です。実は1年半くらい前に、家を建てた関係で庭があり、自宅観測用に土間コンを打ったところがあるので、そこにピラーを出しています。連夜で撮影が続くときはタイヤ保管用の銀色のカバーをかぶせて出しっぱなしにすることもありますが、雨天が心配されるときは軒下に移動させます。夏場の灼熱期間や台風などが心配される場合は、赤道儀や鏡筒は基本屋内に退避させています。
平常時と比べると B band で約 0.4 等、V band で約 0.2 等の減光でしょうか。Rc も減光してそうな気がしますが、ばらつきもあるので、もう少し様子見ですね。ちなみに、一気にボトムになっちゃたのかと思いましたが、過去の観測によれば、あと0.1等くらい暗くなるのかもしれませんね。明日の動向も気になるところですが、徳島は明日から天気が崩れそうです。もう数日観測して、観測点が増えてきたらライトカーブも作ろうと思います。
ただ、 Kai さんによれば、なかなか良き結果が得られているというご報告もあるので、どこか私の使い方が悪い面もあるやもしれません。広視野観測の場合は、10枚程度の画像を得て、平均値を報告するのが無難でしょうか。便利なことに、UGEM (ゆげむ) には観測報告用の形式を見れるウィンドウ部に【同一合算】というチェックボックスがあり、そこを押すと平均値を与えてくれます。