meteor-detect の自動ループ処理

自作のバッチファイルは meteor-detect プログラムと同じ階層に置いて実行しています.

 Atom Cam2 で流星撮影を行っているユーザーにとって、Python の meteor-detect は必殺のプログラムです(製作者: 長谷川均氏/東京)。このプログラムのおかげで、超効率的に流星を検出することができます。このプログラムの利用者は恐らく、リアルタイムで検出コードを走らせている方が多いかと思いますが、私はなぜかまだうまく動かず… とりあえず、撮りためたデータを後から、検出にかけています。

 meteor-detect を使って、撮影後のデータを調べる場合(デフォルトでは)、1時間置きに保存されているディレクトリに対して、毎回時刻を変えてコマンドプロンプトに指令を打たねばなりません。この方法で地道にやり続けても良かったのですが、人間どうしても楽をしたいという欲が出てくるので、どうにか検出範囲を指定して、ループ処理してくれるバッチファイルを作りたくて仕方がありませんでした (^^; とはいえ、なかなか集中した時間がとれずにいましたが、今年のふたご座流星群ではいよいよ、ATOM Cam2 を2台体制にしたこともあり、これを機に集中して手を動かしました。

 しかし!期待しないでください(え、そもそも需要無い? ^^;)。私は3流のナンチャッテ R 使いなので、中身はとってもショボイです。でも一応、1日おきのデータに対して自動ループ処理ができたし、目的は達せています。公開するのも恥ずかしいレベルですが、少しでも誰かの役に立てば幸いです。

set yyyymmdd=20221215
set startHH=18
set   endHH=23

for /l %%i in (%startHH%, 1, %endHH%) do (
  python atomcam.py -e 2 -d %yyyymmdd% -h %%i  
)

set yyyymmdd=20221216
set startHH=0
set   endHH=5

for /l %%i in (%startHH%, 1, %endHH%) do (
  python atomcam.py -e 2 -d %yyyymmdd% -h 0%%i  
)

 使い方は基本、set という部分の数字について、サルベージしたい任意の年月日と時刻を入力して使います (この変更作業はメモ帳やサクラエディタなどを使うと良き)。例えば上記の場合、前半夜として2022年12月15日18時~23時、後半夜として16日0時~5時をサルベージ範囲としています。これをメモ帳などで、拡張子 .bat として保存します。そして、サルベージしたいディレクトリ群 (meteor-detect プログラムファイル) と同じ階層に置いておけば、冒頭の画像にあるようにバッチファイルをダブルクリックすると、指定した範囲のディレクトリについて、自動で meteor-detect を実行し続けてくれます。

自作のバッチファイルで検出の指令を出しはじめたところ.
23時から翌日0時へと、ループ処理が切り替わったところ.

 プログラムが得意な人がみたら、なんて無駄なコードの書き方なんだと怒られてしまいそうですが・・・ 先にも述べた通り、私の目的は達せられているので、これでヨシとしますw これまで観測したデータは念のため全部残していたので(200日以上)、過去データのサルベージ効率が一気にUPします。

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