アルゴル観察会

今の職場には「友の会」というものがあり、会員の中にはかなりコアな天文ファンがおられます。一般向けの観望会をやるときは会員の方々にもお手伝いをして頂くのですが、そのとき数名の方は自前の望遠鏡を持ってきてくださり、それが観望会の会場にズラリと並ぶときはなかなか圧巻です (20~30cm級のカセグレンやニュートン、ドブソ、双眼タイプの屈折などなど)。そして中には見ること以上のことをやってみたいという意見もたまに聞くわけです。

天文に対する熱い情熱、そしてキラリと光る素晴らしい機材たち、こういった層を変光星の世界へうまく誘うことができればなぁ、と転職してから密かに思っていました。で、この半年くらいで少しずつ「変光星」のことを話題にしつつ、ある会員さんに非常に強く興味を持って頂き… その方のチカラをお借りてして、「アルゴルの観察会を友の会のワーキンググループでやりましょう!」ということにまで持っていくことができたのです。

極小の観察がしやすい日を調べたところ、ちょうど 10/25 が土曜日で吉。しかも極小時間が 21:45 なのも good。最初はどれくらい会員が集まるか心配だったのですが、一応6人のコアメンバーが興味を持ってくださり、なんとか観察会が実現。メンバーの中には事前にアルゴルの位置や平常時の明るさを見たり、一眼で撮ったりした方もおられました (素晴らしい!)。

皆さん、だんだん暗くなっていくアルゴル見て…
  「ああ!!本当に暗くなっている!すごい!」
  「この前みたときはα星よりちょっと暗いくらいだったのに!」
  「うわー、隣の赤いρ星とあまり変わらない明るさになりましたね!」
などなど、かなり嬉しいご意見が飛び交いました。そして極小後、復光してくるところも楽しんでもらえて、導入編としては大成功だったかなと思います☆

観察中、私は皆さんにアルゴルのことや連星のことをお話ししつつ、自分でも久しぶりに眼視観測をやりました。私が野帳にメモをしている姿を見て、「何をやってるの?」と興味を持って下さる方もいました。観察中の感想でもわかる通り、皆さんすでに目測に近いことをやっておられるわけで (他の星と明るさを比較すること)、今後は、この観察会をキッカケにどこかで変光星の眼視観測の勉強会もできればなぁと思っています。(中には数字が出てくることに拒否反応を示す方もおられるでしょうから、ここは慎重にいきたいところです。)

アルゴルは肉眼でも観察ができるわけですが、次は望遠鏡、双眼鏡を使った観察会もやりたいところです。さしあたってやりやすいのは RZ Cas でしょう。しかし、実はこの星は私も極小を見たことがないので、まず自分が観察すべきなのですが (^^; とまぁ、少しでも新しい変光星観測者の開拓に繋がればなぁと思っています。

以下、アルゴル目測結果 (ライトカーブ) をペタリ。

Algol_LC2014_1025s

PS. おまけ。普及用に一眼でアルゴルの暗い様子、明るい様子がわかものを!と思って同日に撮ったのですが・・・ 微妙な仕上がりになってしまった。大気の影響もあって、暗い星の写り具合が変わってるのもダメっすね。レンズは 30mm だったので、次はもうちょっと焦点距離の長いものを使い、ソフトフィルターなども試してみようと思います。

Algol_eclipse2014_1025s

カテゴリー: 天文教育・普及 タグ: , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です