meteor-detect (製作者: 長谷川均氏/東京) を使ったリアルタイム検出を動かすことできるようになったので、現在運用中の2台の Atom Cam2 について、1台の PC で同時にリアルタイム検出が可能か、テストしてみました。先に結論を述べると、とりあえず2台分、リアルタイム検出が動いてました。
しかし!期待しないでください(え、そもそも需要無い? ^^;)。私は3流のナンチャッテ R 使いなので、中身はとってもショボイです。でも一応、1日おきのデータに対して自動ループ処理ができたし、目的は達せています。公開するのも恥ずかしいレベルですが、少しでも誰かの役に立てば幸いです。
set yyyymmdd=20221215
set startHH=18
set endHH=23
for /l %%i in (%startHH%, 1, %endHH%) do (
python atomcam.py -e 2 -d %yyyymmdd% -h %%i
)
set yyyymmdd=20221216
set startHH=0
set endHH=5
for /l %%i in (%startHH%, 1, %endHH%) do (
python atomcam.py -e 2 -d %yyyymmdd% -h 0%%i
)
Atom Cam2 にはナイトビジョンモードという設定があます。ようはカラーからモノクロ撮影に切り替え、相対的に感度を上げているようです。であれば、流星を狙うのだし、モノクロで撮ったほうが吉とも思えます。しかし私の場合、一番の目的は「火球」の記録。仕事の関係で時々、近隣で火球の目撃情報が話題になると、地元メディアから問い合わせがあるのだ。このとき、オリジナルの資料があればなぁと思うことが何回かあったので、「火球」専用と割り切れば、メディアにウケるカラーでも良いかと思っています。そのため、ナイトビジョンについてはオフで運用しています。その他、私の場合の撮影設定をスクショでご紹介:
ふたご群について、meteor-detect でサルベージされたデータを使って、1時間おきに比較明合成してみたのを以下に UP (散在も混じっているので注意)。1時間おきだと、放射点の移動(日周運動)が比較的少ないので、流星群感が出ます。あと、しぶんぎ群については、検出数が多くないので、ピーク夜の画像をひとまとめに合成しました:
ふたご座流星群 (2021年12月13日と14日の晩)
ふたご座流星群 (2021-12-13, 23h~24h)
ふたご座流星群 (2021-12-13, 24h~25h)
ふたご座流星群 (2021-12-13, 25h~26h)
ふたご座流星群 (2021-12-13, 26h~27h)
ふたご座流星群 (2021-12-13, 27h~28h)
ふたご座流星群 (2021-12-13, 28h~29h)
ふたご座流星群 (2021-12-13, 29h~30h)
ふたご座流星群 (2021-12-14, 22h~23h)
ふたご座流星群 (2021-12-14, 23h~24h)
ふたご座流星群 (2021-12-14, 24h~25h)
ふたご座流星群 (2021-12-14, 25h~26h)
ふたご座流星群 (2021-12-14, 26h~27h)
ふたご座流星群 (2021-12-14, 27h~28h)
ふたご座流星群 (2021-12-14, 28h~29h)
ふたご座流星群 (2021-12-14, 29h~30h)
おまけ (12月13日の晩の画像を全部比較明合成)
しぶんぎ座流星群 (2022年1月3日の晩)
しぶんぎ座流星群 (1月3日の晩の画像を全部比較明合成)
ちなみに、サルベージされた動画データについては、そのうちまとめて、YouTube に UP したいと思っています。UP したら、この記事に追記します。
ちなみに、数年前からチマチマと(教育・普及向けの資料撮影用)としてマイ機材を増やしていたのですが、昨年、ひょんなことからミードの25cm (F6.3 / ワイドフィールド版) を知り合いの方から譲り受けることになりました。フォーク架台(LX-200)は通電もせずお亡くなりになっていたので、架台から鏡筒だけ外して使用しています。鏡筒については、手持ちのスカイウォッチャー EQ6R pro (アリミゾ)に載せたかったので、アリガタレールがくっつくように、厚み1cm程度のアルミ板を職場の工作機械で加工して、ゲタを3つ作り、なんとか鏡筒にひっつけております。
自宅の庭にたたずむマイ観測機材ども。
↑こちらがマイ機材(の一部)です。ピラーもスカイウォッチャー製(ケンコーがOEMで出しているやつと多分同じ)で、車輪がついているのが good です。実は1年半くらい前に、家を建てた関係で庭があり、自宅観測用に土間コンを打ったところがあるので、そこにピラーを出しています。連夜で撮影が続くときはタイヤ保管用の銀色のカバーをかぶせて出しっぱなしにすることもありますが、雨天が心配されるときは軒下に移動させます。夏場の灼熱期間や台風などが心配される場合は、赤道儀や鏡筒は基本屋内に退避させています。