Atom Cam2 で撮る2022年ふたご座流星群 (12/13)

2022年12月13日の晩に撮れたふたご座流星群. 24時~26時の流星を比較明合成. 左下の明るいのは月.

 最近 Atom Cam2 を1台買い増ししたので、今回その1台を赤道儀 (EM-1) に載せて一晩撮ってみました。上の写真は24時~26時に検出された流星たち。いい感じに、流星群感が出ています。24時より前(放射点が東に低いとき)の検出例もあるのですが、自宅や庭木が写っており、合成するとゴチャつくので、カットしています。

 ところで、AtomCam2 は広視野なので、ステライメージで処理する場合、基準星をうまく選んでおかないと、恒星がうまく重ならない印象もありました。ただし、今回私は赤道儀をかなり適当に設置したので、もうちょっと真面目に極軸合わせをした状態で撮って合成するとどうなるのか、試す余地があると思っています。(上の写真、日時がズレて重なっているのは、追尾エラーの影響でしょう。)

 検出された流星の動画は下記 YouTube にまとめています。ちなみに、今回前半夜からピュンピュン流星が飛んでいた印象ですが、ナゼか26時以降朝までほぼパタリと検出されなくなりました。何はともあれ、今夜14日は活動がピークらしいので、引き続き AtomCam2 で撮影を続けてみます☆

※流星の検出には東京の長谷川均氏が開発された meteor-detect (Python) を用いています。

 

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Atom Cam2 で撮る2022年ふたご座流星群 (12/13) への4件のフィードバック

  1. せろお のコメント:

    月明かりがあるにもかかわらず、2時間でかなりの数が写っていますね。
    α7s動画+14mm/1.8+SpeedBoosterでもこんなに写りません(設定間違ってる?)
    しかも自動検出プログラムも使えるとは・・・
    四分儀座流星群用に買ってみようかなぁ。

    • IMAKO のコメント:

      コメントありがとうございます!画質はα7Sには敵わないと思いますが、値段を考えると大変コスパが高いです。検出プログラム meteor-detect の導入は、少々 PC のスキルが要りますが、本家の read me に加え、他にもネット上に導入に関する情報が転がっています。しぶんぎ群も楽しみですね。

  2. せろお のコメント:

    早速、1台ポチリました。
    今回、カメラ3台(静止画追尾1、静止画全周魚眼1、動画全周魚眼1)使いましたが、次回から動画が1台加わることになり、確認が大変です。
    数時間で曇る予定が、一晩中晴れてくれたおかげで、まだ静止画1台目の確認に手を付けただけです。
    街灯りと月明かりで1コマ5or10秒が9時間以上×2台・・・
    PCのスキルを磨いて、自動検出できるツールを使えるようにしないといけませんね。

    • IMAKO のコメント:

      おお、ポチられたのですね。仰る通り、流星はあとからデータを確認するのが大変ですよね。その点、アトム は meteor-detect (特にリアルタイム検出) が使えれば百人力ですよ (^^/

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